シジミチョウ科(Lycaenidae)
小型のチョウで「樹頂性のミドリシジミ亜科」と草原性のヒメシジミ亜科」の二種に大別されるが、名前の由来はシジミ貝の形に似た翅の形に由来するとの事。
銀山平ではヒメシジミ亜科が多くみられる中、時々見かけるルリシジミ・ウラナミシジミ・ベニシジミがいるので、先にまとめておきます。
ルリシジミは裏翅が白く黒い斑点がありヒメシジミとは見分けられます。
Celastrina argiolus
2017年7月(銀山平)画像クリックで大画面スライドになります
ウラナミシジミも♂の表翅は紫でルリシジミと似るも、お先にしっぽのような突起が2つあり、裏翅は白と茶色の波模様があり特徴的。
2017年9月27日(銀山平)Lampides boeticus
ベニシジミは明らかに色合いが違い、褐色の地に前翅がオレンジ色で黒斑点のある鮮やかなシジミチョウで、裏面は灰色。
2020年5月15日(宇津野)Lycaena phlaeas
最後にグレー系のくすんだ色と黒い点斑があるので、クロシジミではと思いました。くすんだ色合いからかこの時しか見ていません。
2016年7月10日(銀山平)Niphanda fusca
豪雪地魚沼ならではで季節が遅れて発生する昆虫も多く、恵まれた自然環境が保たれた中で貴重種の生き物が見られることもあり乱獲が危惧されてきました。
特に銀山平エリアでは貴重種のチョウを求めて採取者が後を絶たず、魚沼市では条例で令和3年4が宇1日から「銀山平に生息する、チョウ・トンボ類の採取の禁止」が発令されました。
一部届け出許可を得た調査目的以外の採取は出来なくなっていますのでご注意ください。
と言う事でずいぶん前にお客様から見せて頂いた貴重種のシジミチョウですが、当時は乱獲があるといけないので公開しませんでしたが、改めて貴重な1枚です。
2009年 オオゴマシジミ
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