吹雪の後でも同じ斜面で過ごすカモシカ

 2022年の冬は子連れのカモシカがいたおかげで頻繁に姿を見る事が出来ています。

特に2月は繰返す寒気に、一度雪崩が起きていた里山にまた新雪が積もると言う繰り返し。
1組の親子と単独の大人のカモシカが近くにいる事が多く見られ、縄張りが共有されているとは思っていたのですが、先日のBSワイルドライフで動物カメラマンが数年間1頭のカモシカを追って撮影した記録を見る事が出来ました。

その母カモシカが生まれた直後から撮影観察を始め、最初の子供を育てる姿も撮っていて、カモシカは2年程子育てをするという事が分かっていました。

更に今回は二度目の子育ての様子を追っていたのですが、その近くに距離を置いて姿を見せていたのが、親離れした大人の兄カモシカ。

母子もその存在を意識しつつも、どちらも一定の距離を保ち縄張りを共有している姿に、私自身が見ていた里山のカモシカ家族の認識に繋がり納得しました。

前回親子で過ごしていた子供が母親と距離が離れる事も厭わない姿に、今年が一緒に過ごす最後の冬越しなのかしらと思ったのですが、今回見たカモシカ2頭は全くの別行動!

でも少し離れて斜面を登っていたカモシカは子供かも知れないと思えるシルエット。
お互い見える距離感ですが、単独のカモシカが2頭いるという構図でした。

2022年2月26日 
最初に見付けたのは斜面中央にいた大人のカモシカ1頭。





そしてこの里山右端の尾根に向かって登るもう1頭のカモシカ














この後雪のない木の根元に入ると姿は保護色となり不明です。
雪斜面にいた大人のカモシカはジッとそちらに目線を向けていましたが、そのまま食事を再開。







散歩を続けて戻ってくると、まだ大人のカモシカは近くで移動している事を確認できましたが、尾根に上ったもう1頭は見当たりません。







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